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プレゼン資料・企画書のデザインを超簡単にオシャレに見せる9つのコツ

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企画書や提案書は、デザインのコツをいくつか覚えるだけで劇的に見やすく、分かりやすいものになる。デザインが洗練されて、今風のものになればそれだけで説得力は倍増する。幸いなことにデザインの良し悪しについて明確に判断出来る人は少ないから、そこそこデザインにこだわった資料が作れるだけで、まわりから頭1つ抜きん出ることができる。

一方で、プレゼン資料のデザインを綺麗に見せることは難しくない。いくつかのルールとコツを実践すれば、時間をかけることなく、簡単にデザインのレベルを上げることができる。ここでは、初心者でも出来る「見やすくてオシャレなプレゼン資料作成の8つのルールとコツ」を紹介する。

 

初心者〜中級者向け:見やすくてオシャレなプレゼン資料作成の8つのルールとコツ

 

1.端をそろえて、見えない線をつくる

「見えない線をつくるとスッキリとして見える」これはデザインの基本中のキホンとも言えるルールだ。オブジェクト(写真とか文字とか)が増えれば増えるほどこのルールは重要になる。下に少し極端な例を挙げてみる。

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①タイトル ②リスト状の文字 ③写真の3つが雑然と並んでいる。この並びでは見えない線をつくることはできない。

これを修正すると、次のようになる。

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写真・文字の端を左側で揃えたことで、整理されてかなりすっきりとした印象になる。基本的なルールだが、意外と知られていない。

下の雑誌の表紙は1枚にかなりの情報量が詰め込まれているが、アーティスティックにきれいにまとまっている。左右にハッキリとした"見えない線"があるのが分かると思う。

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ただし、見えない線の本数が多いほど良いというわけではない。右側も見えない線でそろえて…と無理にする必要はない。まずは、1本の見えない線をつくるところから始めよう。

 

2.フォントにこだわる

フォント選びのポイント

  • 資料作成前に、ゴシック体フォントか明朝体フォントか、どちらのタイプを使うか決める。
  • ゴシック体と明朝体は一緒に使わない。資料を通してどちらか一方だけ。
  • フォントは何種類も使いすぎない。強調する部分は配置や太さで。
  • ゴシック体フォント:力強さを表現しやすい。赤など原色と相性が良い。
  • 明朝体フォント:洗練された感じ・和な感じを表現しやすい。(背景などで)薄めの色と相性が良い。
  • 無料のフリーフォントをダウンロードしておこう。
  • 文字間のスペースも重要。
  • 他のPCで表示する場合は、そのフォントが表示させるPCにインストールされている必要があるので注意。

フォントに何を使うかによって、デザインの印象は大きく変わる。基本的には、「ガツンと強いイメージを与えたいならゴシック体フォント」、「繊細で綺麗なイメージを表現したいなら明朝体フォント」というように考えておけば良いと思う。

ちなみに以下にぼくのオススメのフォントを少し紹介する。

  • ゴシック体→ Macなら小塚ゴシック。WindowsならOsakaフォント。
  • 明朝体→ はんなり明朝

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ゴシック体は日本語ではそんなにバラエティがない。Mac bookならプリインストールされている小塚ゴシックが良い。Windowsの場合、あまり良いフォントが入っていないことが多い。Osakaフォントというフリーフォントをインストールしておこう。

 

明朝体については、はんなり明朝(ページ下部)というフリーフォントがおすすめだ。はんなり明朝はおしゃれで、これを使っているだけでデザインにこだわっているように見せることができる。

手書きフォントもたまに使うと良いかもしれない。手書きの文字をさりげなく入れると、相手が良ければそれだけでイケてる感じに見せかけることができる。手書きフォントはいろいろあるが、日本語だとえり字がオススメ。

文字間のスペースもけっこう大切だ。

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上の写真のフォントは全て同サイズだが、イメージが大きく違うのが分かると思う。①は上下の行間が詰まりすぎなので、読みにくい。②か③のような見せ方をケースによって使い分けると良い。③の場合、1文字により重みがかかっているような感覚。使い分けには慣れも必要かもしれない。

 

3.写真をうまく使う

写真の上にかっこいいフォントの文字をのせるだけでそれっぽく見える。超簡単なのでデザイン初心者は使わない手はない。

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下は写真を白文字で抜いたポスター広告。良い例なので紹介。

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当たり前だが、メインは写真なので写真の質が良ければ良いほど、かっこよく見える。写真素材については足成などの無料の写真素材サイトから拾ってきても良いが、安く数十枚パックで売っている写真素材集を買ってしまうのも良いかもしれない。長期的に使える。

ちなみにぼくも世界を旅している間に撮った海外の写真素材を154枚パックにして¥1,000で売っているので(もし仮にも)気が向いたらぜひ…!

 

4.色は「黒・白・灰」+2種類までしか使わない。

色彩センスはなかなか身につくものではない。少し外してしまうと、デザインが一気に崩れてしまう。基本的には色は「白黒灰」と「メイン色」+「メイン色を薄めたサブ色」しか使わないようにすると良い。

たとえば下の画像。

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使われているのは「白黒」と①濃い青と②薄い青だ。これだけでプレゼン資料を表現するには十分。何かを強調するときに色を変えるという習慣が身に付いてしまっているかもしれないが、強調にはなるべく余白や枠などを使うと良い。統一感をもたせることもデザインの基本の1つだ。

色彩センスに自信があるデザイン初心者以外、色はなるべく似た色を使うこと。いくつも別の系統の色があるとバラバラな雰囲気が出てしまう。↓

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5.配色は無理せず、パクる

とはいえ2色を選ぶのも結構難しい。そんなときはクオリティーの高いサイトの配色を参考にする、もしくはパクってしまうと良い。プレゼン資料・企画書で配色をパクるぐらいは悪くないはずだ(ウェブデザインだと別かもしれないが)。たとえば先ほど4で挙げたイメージ画像はポカリの配色を真似してみた。ちなみにコピーするときは、①ウェブページをスクリーンショットを撮る②パワポに配置③色をスポイトツールで抽出というような手順が良いかと思う。

配色が綺麗なサイトを探す時は、色別でウェブサイトを検索できる「WEBデザインの見本帳」を使うのがおすすめ。

WEBデザインの見本帳

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6.うまく余白をつくる

余白を決める上での基本的なルールは以下の3つだ。

  • 目立たせたいモノのまわりに余白をつくる。
  • 同じグループ(だと思われる)のモノ同士は近づける。
  • 別のグループ(だと思われる)のモノ同士は離す。

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これをポイントどおり、近づけたり離したりすると下のようになる。だいぶ見やすくなったかと思う。

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プレゼンをする場合には以下のように思い切って、1枚のスライドの真ん中にだけにさらっと文字を置くのもいいかもしれない。まわりはすべて余白。Appleっぽい最近の潮流の見せ方。

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7.アイコンを使う

楽に使えるものは使わないともったいない。アイコンはその1つだ。置くだけで視覚的に分かりやすくなる上、デザインのレベルも上がったように見える。使えるところには使いまくろう。

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これ↑だと味気ないが、これ↓だとちょっと見る気になる。

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アイコンは無料のモノがたくさん配布されている。まとめてダウンロードし、PCに保存しておくと便利。

無料で商用利用できる最新フリーアイコン素材のまとめ | コリス

 

8.Photoshop VIPのデザインモックアップや素材を使う

デザイナーのための日本最強のサイト「Photoshop VIP」。フリーフォントや、フリーテクスチャ(布などの背景素材)などのデザイン素材のダウンロード先がまとめられている。クオリティの高いものが集まっており、見ているだけで楽しい。

たとえば布のテクスチャをダウンロードしプレゼン資料の背景に使用すると、味が出るかもしれない。無料で使える素材は使い倒そう。

Photoshop VIP

 

9.デザインは引き算というスタンスを持つ

削れるところはとにかく削ること。とくに口頭で説明ができるプレゼン用の資料や提案書では、「本当に大切な部分しか残さないことが大事」だ。耳から説明を聞きながら、プレゼン資料の細かい文章にまで目を通せるはずがない。

資料完成後、削れる部分をくまなく探そう。もし仮に削れる部分がなかったとしても、せめて1枚のスライドに文字を多く詰め込まないようにしよう。分けれるところ分けて、相手にウッと思わせない気遣いが大切だ。

 

ここまで説明してきたことは、あくまでもデザイン初心者〜中級者向けのものだ。ここに載せた9つのことを実践すれば、誰でもそれなりにカッコよくて分かりやすい資料が作れるはずだ。9つのうち、ぜひ1つでも実際に試してみて欲しい。

さらにブラッシュアップさせたい人には「一生使える 見やすい資料のデザイン入門」という本がかなりおすすめ。デザインに詳しくない人でもすぐに実践できる具体的なデザインのコツが分かりやすくまとめられている。

 

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