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LITERALLY

知っておくと楽しい知識をまとめて紹介

思わず口ずさみたくなる名作キャッチコピーをまとめてみる

まとめ

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ぼくは一時期、糸井重里への憧れもあり、コピーライターを目指していた。そのときには分厚い名作コピー集のような本を読み漁り、1日1コピーを書くことを日課にしていた。

結局、自分のセンスの無さ、労働環境の過酷さ等からコピーライターになることは諦めたが、今でも気持ちをほっこりとさせてくれる秀逸なコピーを読むことが大好きだ。今回はぼくが特に気に入ってるコピーをまとめてみる。

 

秀逸な名作キャッチコピー集

もすこし飲んだら、好きってばれそう。

(忠考酒造/宣伝会議賞/森剛)

頭の中で状況を想像してしまうコピー。飲み会の席、目の前に好きな人がいて、だいぶ酔いがまわってきた。思わず酔いにまかせて好きと言ってしまいそう。そんな恋する女心を一言で表現してしまうのがすごい。

 

焦がすなら、肌じゃなくて、胸がいい。
(AEON/サマーセール/迫田哲也)

日焼け止めの広告のキャッチコピー。思わずうまい!と叫びたくなる。

一生を棒にふるような仕事がしたい。
(2011年度新聞広告コンテスト/コピー賞/吉岡龍昭 )

仕事に夢中になる社会人を応援してくれるコピー。「一生を棒に振る」というマイナスの言葉をプラスに変えているところが素敵。

 

誰から教わらなくても、人は人を好きになる。
( SEIBU 西武百貨店/デパート 門田陽 )

たしかにその通りだと頷いてしまうコピー。恋することは自然なこと。

 

あなたが思い出すわたしは、 どんな服を着てるのだろう。
(LUMINE 広告ポスター/博報堂/尾形真理子)

オシャレがしたくなるコピー。試着室の中で、考えてしまいそうなフレーズ。

 

成績不振を不況のせいにできてオトナはいいな。(河合塾/朝日広告賞/2010)

大人はギクッとしてしまうコピー。「不景気だから」は大人からよく聞くフレーズ。たしかに子どもたちにはできない言い訳。

 

美女も野獣。

(エバラ焼肉のたれ/SKAT/合原俊顕)

美女と野獣の上手いもじり。美女だって、焼肉を食べるときは野獣のようにガツガツと食べてしまうもの。

 

こくご、さんすう、りか、せかい。

(小学一年生/毎日広告デザイン賞/坂本和加)

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広告ポスターの「ランドセルを背負って走り抜ける少年」と「ランドセルから溢れ出るたくさんの好きな物」、「青空にポツンと書かれたコピー」の構図が素敵。

 

私は、こんなに、生きている。

(OLYMPUS/一眼レフカメラ広告)

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生きてることを噛み締めながら、のんびりと写真を撮る人の気持ちが表現されている。キャストが宮崎あおいというのも最高。こちらから長編コピー全体を見ることができる。

 

空気は、読むものじゃなく、吸い込むものだった、と思い出しました。

(青春18きっぷ ポスター広告)

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 普段の窮屈な仕事から解放され旅に出て、思いっきり空気を吸う気持ち良さが伝わってくる。

 

「ずっと友達だよ」と言うかわりに、みんなで旅にでた。

(青春18きっぷ ポスター広告)

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「ずっと友達だよ」なんて言い合うことは照れくさいから一緒に旅に出て、一緒の思い出をつくる。卒業を感じさせる、ちょっと切ないコピー。

 

もうあいてる。まだあいてる。

(マクドナルド 広告)

マクドナルドの24時間営業を伝えるためのキャッチコピー。朝早くでも、夜遅くでもいつでもマクドナルドは開いている、ということをリズミカルに伝えるところが秀逸。

 

「プール冷えてます」 

(一倉宏/サントリー・ローヤル)

「ビール、冷えてます」をうまくもじったコピー。プール冷えてるって気持ちよさそう、と思わず想像してしまう。

 

「1本しか売ってなかった」と好きな子に嘘をついた。
(春日井信行/ポカリスエット広告)

青春真っ盛りの男の子のすこしスケベな気持ちを表現したコピー。このあと「それなら一緒に飲もうよ」という流れになったのか気になるところ。

  

 

ここまで、個人的なお気に入りのコピーを厳選してみた。 もちろん人の好みによって心に響くコピーは違うだろうし、今いる環境によっても響き方が変わってくると思う。

キャッチコピーをもっと読みたいという人には「何度も読みたい広告コピー」や「傑作!広告コピー516 」のような本が良いかもしれない。

一言のキャッチコピーではなく、長編のコピーが集められた「物語のある広告コピー」という本もある。ぼくはすべて読んだが、個人的には長編コピー集がいちばん面白かった。長編コピーはあまりネットにあがっていないということもあるかもしれないが…。

ここでは「物語のある広告コピー」から個人的なお気に入りの長編コピーを1つだけ紹介して終わりにすることにする。

 

【おまけ】個人的にグッときた長編コピー

 名前は、親が子供に送る、はじめての手紙なのかもしれない。


わずか一文字か二文字。だからこそ、親は悩む。

こんな子に育ってほしい。

いや、元気であれば、それでいい。

とにかく、生まれてきてくれて、ありがとう。

あふれる思いを胸に、紙に向かう。

お腹の生命に語りかけながら、ペンを動かす。

何度も書いて。何度も考えて。また、書く。

 

そうやって、大切につけられた名前。

それは、親が子供に送る、「一通の手紙」だと思うのです。

子供たちは、人生という時間をかけて、ゆっくり読んでくれるはずです。

その「手紙」を書いた日の、両親の思いを。

 

一生のうちで、自分の名前ほど目にする文字は、他にない。

そう、こんなに繰り返し読まれる手紙は、他にないのです。

書く、を支える。PILOT


【PILOTポスター 】コピーライター 後藤彰久

 

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