読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

LITERALLY

知っておくと楽しい知識をまとめて紹介

アイデア発想力を鍛えるシンプルで最も効率的な方法

TIPS

http://www.flickr.com/photos/63379251@N00/394359583photo by ores2k

「発想力がある」や「アイデアマン」という言葉はよく使われるが、何に対しての発想かによって誰にでも得意不得意があるはずだ。

小説などのストーリーを考えるのが得意な人がいれば、誰かをサプライズする演出が得意な人も、お金儲けのアイデアやビジネスモデルを練るのが得意な人もいる。

これらは全く違うものだから、漠然と「発想力をつけよう」としても正確に何をすれば分からないはずだ。ネット記事では、「発想力がつく!アイディアを生み出す10のコツ」のような記事がバズり、もてはやされている。こういう記事を読んで「発想力を高めるには、面白がり屋になることが大事なんだ」「予定調和が裏切ることが大事なんだ」と知って、発想力が伸びた人はいるのだろうか。発想するたびに、これらのコツを思い出して意識する人はいるのだろうか。間違ってはいないだろうが、漠然としすぎて実行するのは難しい。

 

本当に発想力をつけるには、おそらく以下の方法しかない。

①何に対しての発想力を身につけたいのかハッキリさせる

②情報と経験を大量にインプットする

③自分の頭で考える時間を確保する

 

①何に対しての発想力を身につけたいのかハッキリさせる

ビジネスモデルなのか、小説のストーリーなのか、キャッチコピーなのか、デザインなのか。

まずは、何のアイデアが欲しいのかを絞る。

 

②情報と経験を大量にインプットする

①で絞ったモノに関する情報を大量にインプットする。

たとえば、新しく作るウェブサービスのアイデアが欲しいとする。その場合、世界中でこれまでに作られてきたウェブサービスのビジネスモデルをとにかくインプットする。幸い今はインターネットでどれだけでもビジネスモデルの成功事例集を見ることができる。

iPhoneアプリなら、今流行っているもの、殿堂しているものを可能な限りインストールして実際に自分の手で触って試してみる。

プロモーション・企画アイデアなら、ウェブ広告データベースマガジンの「AdGang」や広告雑誌「ブレーン」を読みあさる。小説なら、色んな分野の小説を積読する。

 

アイデアは結局、組み合わせと発展(応用)だ。何もない0から、素晴らしいアイデアを生み出せる人はいない。膨大な知識や記憶が錯乱し、うまく結びついて、これまでになかった新しい考えが生まれてくる。まずは、自分が発想力をつけたい分野についての情報をとにかくインプットすることが大事だ。これがベースになる。

その上で、他の分野にも手をのばそう。映画を見て、小説を読んで、旅行に行って、興味のあることには、とことん熱中する。それらの点がいつか結びつき、おもしろいアイデアを作り出してくれる。

ごく稀に、他の人の2倍生きてるんじゃないかと思うぐらい「何でも知っていて、何でも経験している」ような人に出会うが、そういう人達の考え方や発想というのは例外なく面白い。

個人的には、とくに海外を旅することは良いインプットの機会だと思っている。 これについては今度このブログで書いてみようと思う。

 

③自分の頭で考える時間を確保する

情報と経験を頭の中に大量に入れたら、それらを何度も何度も結びつける必要がある。実際に実行して行動に移すことも100%大事だが、どうしても目の前のタスクに追われてしまい、思考停止しまう場合が多い。とくに「考えるより、すぐに行動」のタイプの人は注意だ。

たとえば、斬新な構図のウェブサイトをデザインしたいとする。実際にコードを書いて、トライ&エラーを繰り返し、経験を積んでいくことで発想は豊かになっていく。ただ、いつもの流れに身をまかせて「こんなもんでいいか」と思ってしまえば、それ以上のアイデアは生まれてこない。

だから、それとは別に自分の頭で自由に考える時間を取ったほうがいい。目の前のことだけでなく「どうしたら面白くて人の心を鷲掴みにするウェブページになるのか」ということを色んな角度から何度も何度も考える。色んなケースを頭の中や、ノートの上で試してみる。それを無限に繰り返すことで、今までになかったようなアイデアが生まれてくるはずだ。

大量のインプットと、とことん深く考えること、発想力をつけるのにこれ以上の方法はないはずだ。

 

人の2倍考える人間は10倍の収入を得ることができる。3倍考える人間は、100倍稼ぐことができる。そして10倍考える人間は、時価総額1兆円企業の創業者になれる可能性もある。それが、今すでに始まっている新しい世界の法則なのだ。

ーー 大前研一

 

考えても考えても答えが出ない時の一番の解決策は、更に深く考える事である。

ーー孫正義