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LITERALLY

知っておくと楽しい知識をまとめて紹介

”口ではなんとでも言える”以上にブログではなんとでも書ける。

http://www.flickr.com/photos/36169570@N08/4604140980photo by Wiertz Sébastien

ブログでならなんとでも言える。日常生活では絶対口にしないことも簡単に書くことができる。

友達に話したら「お前何言ってんの?」といわれるようなことも、ブログでなら自信満々に書くことができる。匿名でやってしまえば、読者は誰もリアルな世界の自分を知らない。あたかも自分はすべてを知ってるかのように、達観しているかのように、意見を述べていく。自分の中で確信がないことも、確信めいたように書くことができる。

 

多くのブロガーがそうだと思う。「もしかしたらこうかもしれない」とふと思いついた仮説を真実かのように書いていく。

読者の目線は厳しいようで、本当に自分のフィルターを通して良し悪しを判断できる人は少ない。だから「もしからしたらこうかもしれない仮説」が世の中で広くシェアされ、軌道にのるとバズる。記事がバズる快感を知ると、段々と読者にウケそうなネタの記事を書くようになる。そうすると「自分はすべてを知ってるんだ感」をもたせて記事を書くことに、さらに拍車がかかってしまう。

「確信のない仮説らしきものが広がっていく」。その気軽さはブログの良いところであるし、悪いところでもあると思う。

 

たまにブログを書きながら、無性に虚しくなるときがある。それは上から目線に何かを主張しておきながら、自分自身が実行できていないと気づいてしまったときだ。例えて言えば「実行したら人生が劇的に楽しくなる10の習慣」というような記事を書いておきながら、自分はその習慣をほとんど実行できていない、という感じ。

 

口では何とでも言えるという言葉があるが、それと比べ物にならないほどにブログでは何とでも書ける。自分をどこまでも大きく見せることができるし、実績がなくても上から目線になれる。自分が経験したことでなくても良記事を読みまくれば、それなりに説得力のある記事を書くことができる。文章を書くことに慣れれば、まるでインタビューを受けるベンチャー企業の社長のように自分論を流暢に説くことができる。

 

自戒の念をこめて締めようと思う。

ブログはあくまでリアルの世界で何かに取り組み、学んだことを書くべき場所であって、自分が分かっていないことを正しいかのように書くべきではない。PV数が増えたからって自分が賢くなったとか、自分は他の人より優れているんだとか勘違いしてはいけない。現実世界でも堂々と主張できるぐらい確信をもった自分の意見をブログに書いていきたい。これは人それぞれだろうけど、ぼくはそうありたい。

 

 

今週のお題「書くこと」