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LITERALLY

知っておくと楽しい知識をまとめて紹介

Goose houseのソーシャルメディア戦略の秀逸さをまとめてみる

雑記

f:id:tsukuruiroiro:20141105171619j:plainGoose house.jp

テレビCMにも起用され、いよいよ有名になってきた音楽ユニット「Goose house」。7人のシンガーソングライターにより構成されており(2014年11月現在)、一人ひとりの歌唱力の高さ、楽器のテクニックは超一級だ。

2011年の結成以来、USTREAMやyoutube、Twitter、Facebookなどのソーシャルメディアを駆使してファンを集め、今ではYouTubeの再生回数が4億回以上、チャンネル登録者は100万回以上の有名グループになっている。

アップされている曲の殆どがカバー曲だが、楽しそうに皆で演奏する様子にはエネルギーをもらえるし、曲のアレンジっぷりから原曲と違うものかのように楽しめる。

ぼく自身、以前ライブを見に行こうとしたのだが、チケット販売開始10分後には完売という想像以上の人気っぷりでチケットを確保することができなかった。

外国人のファンも増えているようで、YouTubeには英語のコメントも多く見られるし、外国のブログなどでも取り上げられていた。

 今回は3年間でここまで知名度を上げたGoose houseの秀逸なソーシャルメディア戦略をまとめてみようと思う。

 

動画ページへの流入戦略

Goose houseがアップする曲のほとんどはカバーで、誰もが知っているような有名曲も多い。有名曲のカバーをYouTubeに大量にアップしていくことで、原曲目的で検索したユーザーがついでに訪れる可能性が高くなる。たとえば「チェリー」「ポケモンマスター」「波乗りジョニー」などのよく検索されそうなキーワードでも、Goose houseのカバー曲は上位から数番目に表示される。チャンネル内の動画数が増えることでSEOも強化されていくし、一度でも流入したファンの心を掴んでチャンネル登録まで繋げられればあとはYouTubeを開く度にアプローチができる。

 

安定の映像クオリティ

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Goose houseの映像は綺麗で整っている。2012年の中旬から撮影機器が変わったのか、映像が高精細になり、ホワイトバランスの加減のせいか温かみも増した。映像の質はきっと想像以上に重要で、ぼく自身2012年以前の映像はなかなか見る気になれない。親近感を持たせるシェアハウスの一室で撮影された、アマチュアとも思えない映像の安定したクオリティは見る人の心をつかむ一助となっているはずだ。

 

ファンとの心の距離を縮めるUSTREAMライブ

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Goose houseのYouTube曲は、定期的に行われるUSTREAMで撮影されたものを分割してアップしたものになっている。「USTREAMで生放送」→「トリミングしてYouTubeで配信」という効率の良さが素晴らしいところ。USTREAMでは生放送でメンバーたちのごく”普通”な和気藹々とした会話を見ることができるため、他のメジャーアーティストとは違った「近さ」のようなものを感じられる。

 

マネタイズはライブとオリジナルグッズで

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Goose houseのYouTube曲には広告CMがない。そもそもカバー曲だと著作権の問題から広告は貼れないということもあるが、(一部の曲を除いて)オリジナル曲でも広告なしで配信されている。じゃあどうやって収益を得ているのかというと主に「ライブ」と「オリジナルブランドグッズ」からだ。

やたら腕のある未知の音楽グループが気になってWebサイトを訪れる人も多いはずだが、おしゃれなWebサイトにはGoose houseのオリジナルブランドの雑貨やTシャツが売られている。センスの良いグッズが多く、PV数から考えても売れ行きは悪くないはずだ。最近になってメジャーデビューをし、CD発売をしCMにも起用されていたのでそちらの収益も大きいはず。

 

TwitterやFacebookでこまめにアプローチ

ソーシャルメディアからGoose houseのファンになると、至るところでGoose houseを目にするようになる。かと言ってストレスにならない適度の更新頻度が素晴らしい。Facebookにいいねを押せばライブ情報などが見逃さない程度に届くし、Twitterのつぶやきも多すぎず少なすぎず。お気に入りのメンバーのアカウントをフォローすると「ごく普通の人」と変わらないつぶやきに、親近感が湧いてくる。とにかくSNSを使ったアプローチが上手いという印象。

 

と、ここまで書いてきたがいちばんの人気の理由は「メンバーの演奏力の高さ」であることに間違いない。新しい曲がアップされる度に気になってチェックしてしまうのは、また見たいと思えるほどのコンテンツの質の高さがあってこそ。今後もGoose houseの活躍が楽しみだ。