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知っておくと楽しい知識をまとめて紹介

悩める新社会人へのアドバイス

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率直に言って、社会人は辛い。
その辛さたるや、学生の頃とは比べものにならない。
学生の頃は何をするのもだるかったかもしれない。
1限に出席するのがだるかったかもしれない。
たった数時間のバイトに行くのがだるかったかもしれない。

 

社会人になればただ”ダルい”という枠には収まらないことが多い。
眠気や面倒さ、退屈さだけではない。

胃がキリキリと痛み、否が応でもアドレナリンはドバドバ出て、頭の中がごちゃごちゃになり、常に頭の中に重たい雲が浮かんで消えない。

友達とご飯にいくときだって、土曜日の朝寝坊して背伸びしたときだって、仕事が頭の片隅のどこかに残っている。

 

仕事は蛇口から出る水のように止まらない。

その水は自分のキャパシティーという浴槽に溜まり、桶ですくってもすくっても一向に減らない。
いつしか水は浴槽から溢れ、頭が真っ白になり、どこから手をつければ良いかわからなくなる。
頭の凝り固まった上司からは叱責され、余裕のない同期からは薄っぺらい同情の言葉だけをかけられ、指示待ちの後輩からは冷ややかな目で見られる。

 

身を粉にして働いた末、どこに行き着くのだろう。
今の自分の生活に何の意味があるんだろう。
このまま老いていく人生に何の意味があるのだろう。
そんな極端な考えに陥ってしまうこともある。

 

何もかもを投げ捨てたくなる。

全てを捨てて、どこかに逃げたくなる。

学生の頃のように、自分を認めてくれる友人、恋人、家族に囲まれ、気が赴くままにやりたいことをやる生活に戻りたくなる。
もちろん、どれだけ強くそう思っても戻れないことに気づく。
自分の感情を押し殺し、体にムチを打ち、また会社に向かう。

さぞ結婚することが勝ち組かのような同期たちの雰囲気にのせられ、なんとなく結婚しようかと思い立ち、結婚すればいつしかもう会社生活から逃げられないことに気づく。
「自分のため」という言葉は禁句になり、家族のため、会社のために苦労するのがどこにいっても美徳とされる。なんとなくそんな気がしてくる。
そしていつしか諦める。自分の感情を押し殺して努力することこそ
美しいことだと信じて疑わなくなり、後輩にもそれを押し付けるようになる。

 

昔は良かった。
理不尽だらけの会社生活を耐え忍び
上司に媚を売っていれば上に上がれた。
上がれば、どれだけ部下に理不尽なことを言っても、自分の気がむくままに自己中な仕事の仕方をしても、後輩は逆らわずに従順なフリをしてくれていた。
飲み会では、要介護老人かのように部下がお酒をつぎ、サラダを取り分け、ちっとも面白くない上に長い話に耳を傾けてくれた。
上のポジションに上り詰めたおじさん達にとって、会社というのは無条件に承認欲求を満たしてくれる素晴らしい場所だった。

 

しかし残念ながら、今 新社会人になった人たちが年を重ね、”偉く”なるはずの頃には、大企業の年功序列というシステムは跡形もなく崩壊しているだろう。

20代の新入りだろうと優秀なら、40代のあなたの上司になる。実力主義の会社しか生き残れない世界は近いうちにやってくるのだ。

もしくは偉くなり、要介護状態に慣れ、腰は重く、実務ではすっかり使い物にならなくなった頃に会社が業績不振に陥り、今よりずっと厳しい社会という荒波の中に突然ほっぽり出されてしまうだろう。

使い物にならないのに自己評価だけは高く、高賃金を要求する人たちを一体どこの企業が慈善活動の一環として雇ってくれるのだろうか。

 

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こんな重苦しいシナリオは誰だって避けたい。
しかし短絡的に楽な方に逃げるのは違う。ニートになるのも、今の楽しさだけを考え海外放浪するのも違う。現実的に楽観的でありたい。
理想を言えば、気分良く仕事をしつつ、その生活を維持するだけの実力をつけていきたい。
ではどうするべきか。僭越だが、ここでは4つアドバイスを書かせてほしい。

 

早く「仕事ができる人」になれ。

身も蓋もないが、会社において「仕事ができる」ことには、恐ろしいほどの価値がある。それはもう、「小学生男子が足が速く、ドッジボールが上手く、加えてイケメンであること」並みに価値がある。
楽しそうに仕事をしている人を観察すれば、彼・彼女らは揃って「仕事ができる」人たちであるはずだ(もしくは自分ができると思い込んでいる)。
仕事は大変ながらも、できると楽しい。
プロジェクトを自分で思うようにコントロールすることができ、上司から信頼され、部下からは慕われる。若い女子社員にはモテて、自分の言うジョークに誰もが笑ってくれ、自分の存在意義が感じられる。

入社したばかりの頃は、右も左も分からず、怒られることばかりで
仕事が楽しいと感じるほうが無理がある。
辛いかもしれないが、はじめの数ヶ月は仕事ができる人になるための努力を惜しむな。

 

周りの空気感に流されずに自分の頭で考え続けろ。

会社色に染まることをよしとするな。

周りの空気に流されているフリをしても、常に自分の頭で考えることをやめてはいけない。
違和感を飲み込まず、おかしいことをおかしいと気付くだけの思考力を持たなければならない。
他の全てを犠牲にして出世することに本当に意味があるのか?
素直なやつが伸びる?そんなの都合の良い嘘だって気付くんだ。

洗脳されないために外の世界に触れ続けよう。
会社の人と、家族と、似たような環境にいる旧友とだけ接する生活を送っていてはいけない。
そうすれば、いつしか会社があなたの中の全ての世界になってしまう。
本当はどこまでも自由なはずなのに、低い柵に囲まれた会社から出られなくなる。

自分とは全く枠組みの中で生きる人たちと触れ、本を読み、ネットを漁り、数え切れないほどの生き方があると知り、新しい思考回路を繋げ続けよう。

 

会社の中ばかり見て仕事をするな。

どこにいっても通じる実力をつけたければユーザー(クライアント)を見て仕事をしろ。決して社内にしか目を向けず仕事をしてはいけない。上司の評価を上げることを仕事の最優先条件にしてはいけない。
なぜなら”実力”とは、ほぼ全ての業界において「ユーザーにとっての価値を生み出す能力」であり、上に気に入られるスキルや処世術にはどこでも通用するような汎用性はないのだ。ユーザーにとっての価値を生み出す能力をつければ、あなたはどこに行っても活躍ができる。

 

辞める気でいろ。

いつだって辞めてやると思え。
その会社で定年まで働こうだなんて決して思うな。
これから定年まで生き残る会社はとても少ないし、理不尽に仕事を押し付けられ鬱病の一歩手前にいようと逃げることができなくなる。
辞めると思っていれば、否が応でも実力をつけようという気になる。
好奇心に従って、新しい場所にすぐに踏み出せるだけの軽やかさを持とう。

 

 

 

率直に言って、これからの道のりは辛いことだらけだ。
人の痛みが分かる優しい人ほど辛いかもしれない。
優しいがゆえに人の苦労まで抱え込み、精神的に参ってしまうかもしれない。
人の汚い部分を多く見て、社会の汚さとのギャップに絶えられないかもしれない。

それでも、汚さを知り、受け入れ、自分も汚れることが大人になることだと勘違いしてはいけない。
周りを蹴落とし、周囲を苦しめてまで成功することに価値があるとは思ってはいけない。
優しく思いやりがあり、周囲の人たちに愛される人間でいようとすることに、なんとかしがみついて欲しい。

会社を辞めてもいい。
半年だろうと、1年だろうと辞めてしまえば良い。まだ十分にやり直せる。

ただし、誰もいないところに逃げて周りの世界を遮断してはいけない。
勇気を持って次の場所に進めなければならない。
世界は広く、あなたが知らない世界がある。
思いもよらない生き方がたくさんある。
あなたが自分らしく生きられる場所がどこかにある。

 

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